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中村征夫写真展&ANNIVERSARY CAKE展

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恵比寿で用をすまし、行きたくてしょうがなかった写真展地中海2万7000時間の旅を鑑賞しに東京都写真美術館へ。

写真は『風と波が作り上げた一級品の砂紋芸術』
美しい。なんて美しい世界なんだろうと息を飲む。
もっと神秘的で美しい海の世界に浸りたい!と足早に入り口へ。

でも、展示された写真は美しい景色ばかりではなかった。東京湾のヘドロにまみれた魚達やゴミと共に生きる生命の写真も海の現実として撮られていた。決してキレイ所ばかりを見せない氏の写真はとても素直で誠実に感じたし、又それが迫力にさえ思えた。

モノクロ写真のコーナーには『ザトウクジラの母子』の写真が実物大の大きさで展示されており、その大きさには感動を覚えた。一生のうちで見ることが果たしてあるのだろうかと考えてしまうが…、これは見る事ができて本当に嬉しかった☆:.+モノクロの水中写真をあまり見た事がなかったが、カラーよりも寧ろ細部まで観察できてしまう。意識せずに無意識の中に情報が入ってくる様な不思議な感じだった。

海を様々な角度から楽しめる今回の展示は、改めて自分の中でつくりあげてしまっている理想の海像と現実を考えさせられた。そして水の惑星、地球の「母なる海」を撮り続けている中村氏に敬意を表したい。

次ぎにANNIVERSARY CAKE展について。
今、ラフォーレ原宿6Fにて開催中の展覧会です。

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毎回装苑紙面で見ていたので、実物はさぞ存在感のあるモノなのだろうと想像していましたが…。逆に紙面で作品の表現力をあれほど高められるカメラマンさんの力は本当にすごいんだなぁと感心させられました。

展示の中で一番、雑誌で見ていた通り、ぃや!それ以上の完成度と初めて見たかの様な嬉しい感動を与えてくれたのが、左上の写真にある佐々木春樹氏(FRAPBOIS デザイナー)の『ケーキパンプ』でした。完成度があり、インパクトも発想力も研澄まされた作品はお金を出しても下駄箱に入れたい可愛いケーキでした。御ちそうさまです。それから久々にセンスの溢れる展示会に行けて嬉しかったです。

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by canaco_t | 2006-09-06 01:38 | photography


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